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英字キーボード vs. 日本語キーボード [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

今週に入って、「<ゼロスピンドル>が届きました!」という声があちこちの blog や掲示板などで増えてきた気がします。5/16 の「type U」フラッシュメモリー搭載モデル開発中のご案内以来ずっと待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。ぜひいろいろ試してみて、<ゼロスピンドル>の新次元の快適さを体験していただきたく思います。

今回の<ゼロスピンドル>モデルでは、HDD に比べてみなさんどのような仕様を選択されているのでしょうか?先週時点での VAIO オーナーメードの受注状況から、主なオプションの選択率を見てみました。
OS で Windows XP Professional が 7 割弱、プロセッサーでは最高スペックとなる Core Solo U1400 がなんと 9 割弱、というように、HDD モデル以上に上位スペックを選択される方の割合が高くなっているようです。やはり、ディスクアクセスの高速な<ゼロスピンドル>モデルでは他のスペックもなるべく高いほうにこだわって快適さを求める方が多いようですね。また、キーボードに関しても英字キーボードの選択率が約 25% と HDD モデルより高まっています。これは、「英字キーボードのほうが打ちやすいらしい」という評判が HDD モデルを買った方の口コミで広まったためかもしれません。

ということで、本日はこの英字キーボードと日本語キーボードを比較してみたいと思います。

左が日本語キーボード、右が英字キーボードの写真です。
ぱっと見ではあまり違いが分からないかもしれませんが、よく見ると英字キーボードのほうが記号キーなどの分が一列少なく、ひとつひとつのキーが若干大きめになっているのが分かります。また、全体的なキーレイアウトとしては日本語キーボードでは右側にあった記号キーがなくなっている分、全体的に日本語キーボードより右寄りになっています。日本語キーボードではスペースキーが左寄りにあったため、キーボード入力時にはどちらかというと左手が忙しくなりがちで、私も変則的な「モバイルグリップ・スタイル」を編み出したりしたのですが、英字キーボードではスペースキーが中央に近くなり、左右の指を均等に使えるようになるため、キー入力もある程度は自然にできるのではないでしょうか。
ただ、英字キーボードでは日本語キーボードと一部記号キー(「@」や「*」など)の入力方法が異なるため、普段日本語キーボードをお使いの方には慣れが必要になります。

キートップの拡大写真。同じく左が日本語キーボード、右が英字キーボードです。キートップのサイズが小さいため、日本語キーボードでも「かな」の印字がなく、一見どちらも英字キーボードに見えますが、日本語キーボードはキー配列が日本語キーボードに準拠しています。

このくらいの距離で見ると明らかに英字キーボードのほうがキートップが大きいことが分かりますね。キーの面積が大きい分、キートップの文字(「F1」などのシルク印刷や「A」「Esc」などバックライトが透過する文字)のひとつひとつも大きく、見やすくなっています。
スペック的には、日本語キーボードのキーピッチ(横方向)が約 8.0mm なのに対して、英字キーボードでは約 8.6mm となっています。数値上は 0.6mm という違いしかありませんが、キートップの絶対的な大きさが小さいため、比較すると体感的にはずいぶん大きくなっているように感じます。また、キー押下時のクリック感についても英字キーボードのほうが若干ですが明確に感じました。これは、キー自体が大きく押しやすいだけでなく、キーの幅が取れるために内部のバネなどの構造にも多少余裕ができているおかげかもしれません。


英字キーボードでは、日本語入力のオン/オフを行うのに「半角/全角|漢字」キーではなく「Alt」+「`」という組み合わせ(type U の英字キーボードでは隣り合わせになっているため、比較的押しやすい)で押さなくてはならないなど、一部日本語キーボードとはルールが異なります。が、個人的にはそれを差し引いても使い勝手的には向上するかな、と感じました。
日本語キーボードに比べてキー数が少ないことについては、キーマップを変更してあまり使用しないキーに別のキーの機能を割り当てるようなフリーウェア・シェアウェアもたくさんありますし、工夫次第では日本語キーボードの機能性と英字キーボードの快適さを両立させることは可能なはずです。ということで、担当者としては type U の英字キーボード、非常にオススメです。


2006-07-12 19:29  nice!(11)  トラックバック(2) 
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フラッシュメモリーの強さ [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

type U <ゼロスピンドル>に搭載されているフラッシュメモリーの特長は、「速い」「軽い」「低消費電力」「壊れにくい」の 4 点です。HDD モデルの 3~6 倍の速さというパフォーマンス面の特長は非常にインパクトが強いため、高速性に注目が集まるかな、と思っていたのですが、実際に発表されてみるとそれぞれの特長がまんべんなく注目されているようです。中でも、ヘビーユーザーの方々を中心に「壊れにくい」という点が高く評価されているようですね。やはり、より多くのデータをより多様な環境で使うヘビーユーザーの方にとっては、モバイルにおける安全性はスタミナと同様に重視されるポイントなのでしょう。

先日のエントリーで、フラッシュメモリーが高速な理由についてご説明しましたが、フラッシュメモリーが壊れにくい理由も、同様に HDD とフラッシュメモリーの仕組みの違いに由来しています。
磁気ディスクと磁気ヘッドからなる HDD の仕組みについては、以前「ジェット機を地上 1mm の高さで低空飛行させるようなもの」と表現したとおり、非常に精密な技術によって作られています。このため、HDD は振動や衝撃に対して非常にシビアなデバイスとなっており、モバイルでの安全性を高めるために VAIO では「VAIO ハードディスク プロテクション」のような制御ソフトや、機種ごとに最適化された HDD 保護の仕組みなどによって、HDD をクラッシュから極力保護しようとしています。

が、フラッシュメモリーであればそもそも「ディスクとヘッド」が存在しないため、振動や衝撃によって磁気ヘッドがディスクに接触してクラッシュすることがありません。なので、HDD ほど周到に衝撃対策を施す必要がなく、「VAIO ハードディスク プロテクション」も搭載されていません。
また、HDD 故障のもうひとつの要因としてはモーターの寿命によってディスクが回転しなくなる、というのもありますが、フラッシュメモリーならばこの心配もありません。もちろん、フラッシュメモリーもその他の要因で故障してしまう可能性が皆無とは言い切れないため、絶対に故障しないということはありませんが、HDD がクラッシュする可能性に比べれば故障率は大幅に低い、と言っていいでしょう。

このほか、フラッシュメモリーは物理的に動作するパーツを内蔵していないため、消費電力が低い上に動作音や発熱も HDD に比べて圧倒的に少ない、というのもメリットです。欠点といえばまだまだ容量が(HDD に比べて)少ないことと価格が高いことくらいですが、フラッシュメモリーの事情に詳しい方からはむしろ「思ったより安い」というご意見すらいただいているくらいです。

このように、HDD の欠点のほとんどを解消してくれるフラッシュメモリーというデバイスは、PC にはまだまだ採用が始まったばかりではありますが、<ゼロスピンドル>のようなモバイルに特化したモデルや、信頼性が求められるサーバーなどの用途にはかなり期待が高まっています。今後どのような製品に搭載されていくか、個人的にも非常に楽しみですね。


2006-07-02 23:40  nice!(11)  トラックバック(1) 
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<ゼロスピンドル>のパフォーマンスを検証する [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

本日も、引き続き盛り上がっている<ゼロスピンドル>の話題をお届けします。
昨日のエントリーでは、精悍なオールブラックボディを早くご覧になりたい方々のために写真中心でお送りしましたが、今回は誰もが気になっているであろうそのパフォーマンスについてご紹介したいと思います。

<ゼロスピンドル>に搭載されているフラッシュメモリーの高速さについては、カタログ値ではアプリケーションの起動やファイル検索の速度が HDD の約 3~6 倍高速、となっていますが、やはり実際に動画で比較したソニースタイルの「VAIO type U 徹底解剖 THE MOVIE」をご覧いただくのがいちばん早いかと思います。
※アプリケーションや使用状況などにより、アクセス速度は異なります。

ではまず、フラッシュメモリーがなぜ高速なのか?を念のためご説明しましょう。

上の画像のように、HDD には磁気ディスクと磁気ヘッドが搭載されており、回転するディスク上に記載された情報を読み書きする仕組みになっています。このため、データの読みとりには目的のデータが記録されている位置までディスクが回転するのを待って、そこに向かって磁気ヘッドを物理的に動かして読みとるため、ディスクの回転待ち時間やヘッドの移動時間がかかります。実際には、このディスクも 4,200 回転/分(type U HDD モデルの場合)という高速で回転しているのですが、読み書きするデータ量が増えれば増えるほど、また書きこまれたデータが分散していればしているほど、読み書きに時間がかかるようになります(余談ですが、HDD の「デフラグ」とはディスク上のデータを並べ替えてできるだけディスク上に連続的にアクセスできるようにするため、デフラグを行うとアクセス速度が向上することがあります)。
これに対してフラッシュメモリーにはディスクやヘッドが存在せず、フラッシュメモリーデバイス上のコントローラーチップが「どのメモリーチップのどの位置にどんなデータが存在するか」を把握していて、メモリーチップ上のデータに直接、なおかつ電気的にアクセスできるため、HDD よりも高速かつ省電力で、デフラグの必要もないのです。
イメージ的には、HDD は空港の Baggage Claim(荷物受取場)のようなもので、コンベアが回ってくるのを待って、目的の荷物が回ってきたら自分で取りに行く必要があるのに対して、フラッシュメモリーは郵便局の仕分け作業のようなもので、細かく区切られた棚のどこに誰宛の郵便物を入れればいいか分かっていて、それぞれの棚に直接郵便物を出し入れするだけ・・・といえば分かるでしょうか(分かりにくい・・・?)。

では、実際にどのくらいパフォーマンスの違いがあるんでしょうか。HDD モデルと比べて 3 倍以上高速、というのが本当か、FDBENCH 1.01 で比較してみました。
なお、比較に使用した機材は HDD モデルが Core Solo U1300(1.06 GHz)、<ゼロスピンドル>が Core Solo U1400(1.20 GHz)のため、単純にディスクアクセス速度だけの比較にはなっていない点にご注意ください。

モデルReadWriteReadWriteRndReadRndWrite
<ゼロスピンドル>3110351560163814396712506
ハードディスクモデル907514463966461306045

あくまでベンチマークベースでの比較なので、実際のアプリケーションでは異なる可能性がありますが、確かに Read(読みこみ)で 3 倍以上、Write(書きこみ)でも 2 倍近いパフォーマンスの差がありますね。ReadWrite(読み書きの総合性能)でもフラッシュメモリーのほうが 3 倍以上高速となっていますが、驚くべきは RndRead(ランダム読みこみ)が 7 倍近い差になっていること。これをベースに考えると、やはりアプリケーションによって 3~6 倍の違いがある、というのは事実のようです。

PC を構成するそれぞれのデバイス(CPU やメモリー、HDD、グラフィックアクセラレーターなど)は年々高速化していますが、HDD のアクセス速度は CPU やメモリーの動作速度に比べて大幅に低く、PC 全体のパフォーマンスのボトルネックのひとつになっています。Windows では、通常の使用時でも HDD へのアクセスは少なくないため、HDD のスピードが PC の「体感速度」を左右している、と言っても過言ではありません。
しかし、HDD に対して 3~6 倍近く高速なフラッシュメモリーを搭載した<ゼロスピンドル>は、他の CPU やメモリーなどの要素が HDD モデルと同等にもかかわらず、体感的には大幅に高速化したような印象を与えてくれます。アプリケーションの起動だけでなく、例えば Windows の「スタート」メニューの表示や「プロアトラス 2006 for VAIO」の地図のスクロールなど、日常的に使用するちょっとしたところでも確かな差を感じることができるはずです。
この<ゼロスピンドル>のパフォーマンス、ショールームでは HDD モデルとの比較などもできるようになっていますので、ぜひ実際にご体験いただきたいですね。

■関連リンク
「ZERO」がもたらす幸せってなに?──ソニー「VAIO type U <ゼロスピンドル>モデル」 (ITmedia)
ゼロスピンドル“U”とアルファマップで鳴門の渦を航海する (ITmedia)
HDDレスで“ゼロスピンドル”を実現した最強のモバイルマシン VAIO VGN-UX90<ゼロスピンドル> (ASCII24)


2006-06-29 20:27  nice!(14)  トラックバック(4) 
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写真で見る「VAIO type U」<ゼロスピンドル> [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

昨日発表になった<ゼロスピンドル>モデル、HDD モデルの発表当時に勝るとも劣らない勢いで話題になっているようで、関係者一同再び感激しています。ありがとうございます!
<ゼロスピンドル>は、フラッシュメモリー搭載というテクノロジーやワンセグなど、ポイントの多いモデルではありますが、意外なほど(?)「オールブラック」というデザインに対する反響をいただいています。
というわけで、本日は写真を中心に、<ゼロスピンドル>のブラックカラーの魅力に迫ってみたいと思います。

まず、本体のブラックカラー。
なぜオールブラックになっているかというと・・・そのものずばり、「一目見て<ゼロスピンドル>であることが分かるように」という意味を込めて、HDD モデルとは違うカラーリングになっています。VAIO では初の、そして日本初の(HDD の代わりに)フラッシュメモリーを搭載した PC を使っている、ということを、オーナーの方に誇りながら使っていただきたい、という想いが込められています。
また、偶然ではありますが、ソニー製品では限定モデルやプレミアムモデルは伝統的にブラックカラーを採用することが多く、そういう意味でも<ゼロスピンドル>のプレミアム感がこのカラーリングで表現されているのではないでしょうか。

「オールブラック」とはいっても、単純に全部同じ黒で塗りつぶしたわけではありません。液晶のベゼルは HDD モデルと同じくやや光沢感のあるブラック、ボディ側は背面シャシー同様のつや消し(かつメタリックな粒子の混ざった)ブラックという、ニュアンスの異なるブラックを使い分けています。本体側のブラックのつや消し感が<ゼロスピンドル>を引き締まった印象に仕上げています。
また、細かいことですが、本体各所のシルク印刷も本体カラーを考慮してやや明るめのグレーになっています。

このブラック、ポートリプリケーターのマットなブラックとも微妙に質感が異なっています。
が、全てが黒ベースで統一されるので、HDD モデルと比べて<ゼロスピンドル>のほうがポートリプリケーターに置いたときの一体感は上ですね。

背面の「ワンセグ」アンテナは折りたたみ式で、収納時は上の画像のようにたたまれます。
このアンテナは弾力性のある素材で作られていて、多少の力が加わっても折れにくくなっていますが、立てて使っているときに強い力が加わったときにはアンテナ自体が外れて破損を防ぐようになっています。外れてもはめこむだけで元に戻りますので、ご安心ください。

<ゼロスピンドル>ではキーボードバックライトの色が違う、とは昨日書いたとおりですが、HDD モデルと<ゼロスピンドル>モデルそれぞれの発光のしかたは上の写真のとおりです。HDD モデルはシルバーのボディに映える濃いブルー、<ゼロスピンドル>ではブラックボディとのコントラストが目立つ淡いブルーになっています。
細かいところまで手を抜かずにデザインを最適化している、ということなのですが、そういえば、スティックポインターのゴムキャップも<ゼロスピンドル>では本体カラーに合わせてブラックにしています。

ということで、いかがだったでしょうか?発表翌日で各ニュースサイトや blog などでも<ゼロスピンドル>の写真がまだあまり掲載されていないため、本日は多くの方が見たいと思っているであろう<ゼロスピンドル>の本体デザインについてご紹介しました。銀座・お台場・梅田の各ショールームでも先行展示が始まっていますので、お近くにお越しの際は<ゼロスピンドル>の速さ・軽さ・デザインを、ぜひ一度ご体験ください。


2006-06-28 22:15  nice!(12)  トラックバック(8) 
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type U <ゼロスピンドル>登場! [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

お待たせしました!
先日、type U の発表と同時に開発を表明しておりました、VAIO 初のフラッシュメモリー搭載となる type U <ゼロスピンドル>を本日正式に発表させていただきました。

文庫本サイズのVAIO「type U」 フラッシュメモリー搭載モデル発売 (Sony Drive)
VAIO type U 新製品「フラッシュメモリー搭載モデル」発売のご案内 (VAIO ホームページ)

開発表明時よりかなり話題となっており、HDD モデルをガマンして<ゼロスピンドル>モデルを待っていた方も少なくないのではないでしょうか?私も、実はこの日を楽しみにしていました。

まず、前提として<ゼロスピンドル>とは何?という方にご説明しておきますと、「スピンドル(Spindle)」とは「回転軸」の意味で、PC では回転軸をもつドライブ(HDD、DVD/CD、FDD など)のことを指します。type S や type T のような HDD+DVD という構成の PC を「2 スピンドル」、type U の HDD モデルや過去のバイオノート 505、バイオ C1 などのように HDD のみを内蔵する PC を「1 スピンドル」と言います。type U <ゼロスピンドル>は、DVD ドライブを搭載しておらず、しかも HDD の代わりにフラッシュメモリーを採用して「スピンドル」をひとつも内蔵していないため<ゼロスピンドル>と呼んでいます。
みなさんには愛着を込めて<ゼロスピ>と呼んでいただきたいですね。

type U <ゼロスピンドル>の特長は、大きく分けて 3 つあります。

  1. VAIO 初!フラッシュメモリー搭載
  2. 話題の「ワンセグ」チューナー内蔵
  3. ボディカラーがプレミアム感あるオールブラックに
まず、フラッシュメモリー搭載についてですが、ポイントが 4 つ。

  • 通常の type U の約 3 倍以上のスピード

  • ※type U HDD 搭載モデルとの、ディスクアクセス速度の比較。使用状況やアプリケーションなどにより、アクセス速度は異なります。
    使用するアプリケーションなどにもよりますが、開発時の測定値ではアプリケーションの起動速度が HDD モデルと比べて約 3~6 倍、ファイル検索なども 3 倍以上のパフォーマンスを実現しています。「プロアトラス 2006 for VAIO」などデータ容量が大きく起動に時間のかかるアプリケーションで特に効果を発揮するほか、近年の PC でのトレンドになりつつあるデスクトップ検索などでも威力を発揮するのではないでしょうか。私も実際に HDD モデルとアプリケーションの起動スピードを比較したりしてみましたが、はっきりと分かるくらい高速で、ちょっと感動しました。

  • HDD モデル比で約 28g 軽量

  • HDD よりも軽量なフラッシュメモリーを採用することで、ワンセグチューナーを内蔵してもなお HDD モデルより約 28g の軽量化に成功し、ついに 500g を切る「約 492g」という軽さを実現しました。トータルからみて約 5% という軽量化ですが、手に持ったときに分かるくらいには軽くなっています。長時間の「モバイルグリップ・スタイル」では、この微妙な差が意外に大きかったりするかもしれません。

  • さらにスタミナ性能アップ、最長約 8 時間のバッテリー駆動

  • HDD とは常にモーターを使ってディスクを回転させておくもの。いくら IC や電気回路で省電力化しても、こういう物理的に何かを動かす電力というのはなかなか削れないものです。が、フラッシュメモリーならばモーターが不要で、その分省電力にできるというメリットもあります。結果的にスタミナが約 13% アップし、標準バッテリーで約 4 時間、大容量バッテリーで約 8 時間のバッテリー駆動が可能になりました。

  • クラッシュ知らず、衝撃や振動にもさらに強く

  • HDD が驚くほど精密なテクノロジーで作られていて、衝撃や振動に対しては非常にデリケートなデバイスであることは以前のエントリーでお伝えしたとおりです。が、磁気ディスクと磁気ヘッド自体を搭載していないフラッシュメモリーなら、振動や衝撃が原因でディスクがクラッシュする、ということは原理的にはあり得ないこと。HDD モデルよりもハードな使用状況にも耐える・・・かもしれません。
    ※フラッシュメモリーのデータの保全性を保証するものではありません。

といったところです。

これだけでも HDD モデル以上に魅力満載だと思うのですが、<ゼロスピンドル>ではさらにワンセグチューナーを搭載してしまいました。

背面左側(バッテリーの反対側)にワンセグ用アンテナを搭載し、ワンセグの視聴・録画が可能に!
type U は VAIO の中でも特に PDA や携帯電話に近いサイズのシリーズですから、ワンセグとの親和性はかなり高いはず。実際に、4.5 型ワイドで高精細なディスプレイを搭載しているので、全画面で表示させてもけっこうキレイ。全画面表示に加えてウィンドウ表示+データ放送を同時に表示することもできるので、使いようによってはワンセグケータイより便利かもしれません。
今回の<ゼロスピンドル>の「VAIO モバイル TV」は、type T の最新モデルと同じく予約録画に対応したバージョン 2.0 がプリインストールされているので、さらに楽しみが広がりますね。

で、最後に、デザイン。本体カラーをオールブラックにし、さらに精悍さがアップしました。

単に HDD モデルのシルバー部分をブラックに塗りかえただけでなく、キーボードバックライトの色も本体色に合うよう調整しているというこだわりです。VAIO 初のフラッシュメモリー搭載モデルということで、隅々にまで気合いを入れて作っている証ですね。
このあたりのお話は、ちょっと今回だけでは書ききれない(^^;ので、また折をみて書いていきたいと思います。

というわけでこの<ゼロスピンドル>モデルですが、本日からさっそく先行予約エントリーを受け付けています。かなり注目が集まっていますので、気になっている方はまずエントリーを!オススメします。

また、type U <ゼロスピンドル>と同じく、本日メモリースティック PRO Duo 4GB「MSX-M4GS」も発表となりました。ますます大容量化し、用途も広がるフラッシュメモリーというテクノロジーに、今後もご期待ください。


【6/27 23:50 追記】

さらに、今回は type U <ゼロスピンドル>の発売を記念して、キャンペーンを実施します。
※このキャンペーンは、ソニーマーケティング株式会社が実施し、この blog でご紹介するものです。

「VAIO でボーナス! ダブルチャンスキャンペーン」

このキャンペーンは、以下の 2 つのチャンスから成り立ちます。

  1. クイズでチャンス

  2. ヒントは「V-VISION」の中に。全問正解者の中から抽選で 10 名様にソニーポイント 10,000 ポイントをプレゼント。

  3. アイデアでチャンス

  4. type U のアイデアコンテストに挑戦しよう!素敵なアイデアや面白いアイデアを投稿してくれたかたにソニーポイントをプレゼント。
    ※本キャンペーンで投稿されたアイデアに関する一切の権利はソニー株式会社およびソニーマーケティング株式会社に帰属します。なお、VAIO ホームページや本 blog 上でご紹介する可能性があります。

ダブルチャンスキャンペーンの詳細は、6/30(金)に VAIO ホームページ上、および本 blog にてご紹介します。

そして・・・実は、このキャンペーンには blog オーナーさんに嬉しいもうひとつの企画をご用意しています。

あなたの blog でこのキャンペーンを紹介してください。
あなたの blog を経由して「アイデアでチャンス!」入賞者が出た場合に、blog で紹介したあなたにも素敵なプレゼントを差し上げます!

このキャンペーンをあなたの blog で紹介して、お友達や会社の同僚にキャンペーンを広めてください。広めれば広めるほどあなたのキャンペーン当選確率がアップします!参加方法は簡単。ぜひチャレンジしてください。

あなたの blog から「アイデアでチャンス入賞者」が出た場合は、blog で紹介したあなたにも素敵なプレゼントが当たる!
もちろん、blog オーナーのあなたも、ダブルチャンスキャンペーンに応募可能です。

  • blog 応募登録期間

  • 2006/6/30(金)~2006/7/13(木)24:00
    ※blog 応募登録期間はキャンペーン応募期間と異なりますのでご注意ください。

  • 当選者発表

  • 入賞者に対してキャンペーン紹介をした blog オーナーさんへは、メールにて入賞の連絡をいたします。

  • blog オーナーさんの賞

    • 優秀賞を導いたで賞(1 名):ソニーポイント 150,000 beat
    • 斬新賞を導いたで賞(1 名):ソニーポイント 50,000 beat
    • おとぼけさん賞を導いたで賞(1 名):ソニーポイント 50,000 beat

  • 応募資格
    1. 個人の blog を所有していること
    2. 個人のメールアドレスを所有していること

なお、詳細は VAIO ホームページ内「あなたのブログでチャンスを広げよう!」をご覧ください。


ということで、type U <ゼロスピンドル>の正式発表を記念していつもより拡大版でお届けした本日の『type U:担当者が語る』でしたが、いかがだったでしょうか。この後も、まだまだ type U の魅力をお伝えしていきたいと思いますので、type U <ゼロスピンドル>ともども、引き続きよろしくお願いします。



type U のスタミナ [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

type U のバッテリー駆動時間は、ご存知のとおり標準バッテリーで最長約 3.5 時間、大容量バッテリーで最長約 7 時間となっています。毎日ちゃんと充電して、外出先で必要なときに使うのには標準バッテリーでも十分に使えるくらいのスタミナはありますが、8 時間とか 10 時間といったロングスタミナのモバイル PC が増えてきている昨今では、割とふつうな印象を受ける方も少なくないと思います。
が、文庫本サイズで約 520g、しかもちゃんと Windows XP が快適に動作するスペックであることを考えると、最長約 3.5 時間というスタミナは決して短くはないはずです。
※Core Solo プロセッサー搭載モデルの場合。

バッテリー駆動時間を伸ばすには、PC 全体の消費電力を下げることとバッテリー自体の容量を増やすことの 2 つのアプローチがあります。が、どちらも(省電力化もバッテリー容量の増加も)PC の性能向上に比べると技術的な進歩のスピードがゆっくりとしている(というより、一般的な技術革新のスピードと比べて PC の性能向上のスピードが速すぎるのですが)ため、通常はバッテリー性能というのは地道に、着実に進歩しているのが現状です。
これに対して、最近の PC の高スタミナ化のアプローチは、どちらかというと「物量で攻める」というような、とにかくバッテリーをたくさん搭載できるような設計にする、という方向性です。通常の PC のバッテリーパックというのは、バッテリーセル(乾電池のような、筒状の電池)を複数内蔵するのが一般的で、セルを「何本内蔵するか」によって大まかなスタミナが決まってきます。例えば、現在の type T では、標準バッテリーでは 6 セル、大容量バッテリーでは 10 セルものバッテリーセルを搭載してスタミナを確保しています。
いっぽう、type U のバッテリーは標準で 2 セル、大容量で 4 セルという、モバイル PC としては少なめのセル数しか内蔵していません。これはもちろん、スタミナと軽さのバランス(バッテリーセルの搭載数を増やせば、当然それだけ重くなる)を考えて最終的に決定されたものですが、セルが少ないからといってスタミナを諦めているわけではなく、その範囲内で電力を極力効果的に使えるよう努力しています。

type U と type T で、バッテリーセル 1 本あたりのスタミナを比較してみると、以下のようになります。
※ともに Core Solo プロセッサー搭載モデルの場合。

モデルバッテリーセル数スタミナ(最長)1 セルあたり
type US バッテリー2 本約 3:30約 1:45
L バッテリー4 本約 7:00約 1:45
type TS バッテリー6 本約 10:00約 1:40
L バッテリー10 本約 16:30約 1:40

トータルのバッテリー駆動時間で比較すると type U と type T ではけっこう差がありますが、バッテリーセル 1 本あたりのスタミナでみると、互いに拮抗していますね。
ディスプレイサイズや DVD ドライブの有無、本体に搭載されている端子の数など、type U と type T では性格も目指す方向性も異なるため、単純に比較はできませんが、こうしてみると type U のスタミナ性能もかなり「がんばっている」と言えるのではないでしょうか。

一般的にモバイル PC の省電力性というと、どちらかというと CPU の消費電力ばかりが注目されがちですが、現在のモバイル PC では CPU やチップセットだけでなく、液晶ディスプレイやワイヤレス通信などひとつひとつのデバイスを可能な限り省電力化したり、使っていないデバイスの電源を個別にオフにするなどのアプローチで、まさに「塵も積もれば山となる」的な努力で高スタミナを実現しています。外出先でバッテリー駆動する使いかたが特に多いと思われる type U や type T の省電力性などは、中でもその最たるもの、と言えるのではないでしょうか。

※本エントリーに記載されているバッテリー駆動時間は、仕様選択範囲における最長の駆動時間です。選択する仕様によっては、駆動時間は短くなります。


2006-06-18 22:50  nice!(9)  トラックバック(0) 
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type U のこれはナニ? [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

ここのところソフトウェアやアクセサリーの話題が続いていましたが、今日はちょっと久しぶりにハードウェアのお話を。

type U をご覧いただいたお客様より、「これは何?」とよく聞かれるポイントについて、ちょっと解説したいと思います。

まずはこれ、本体上部についている、黒い出っ張り。最もご質問を受けるポイントです。
鋭い方はもうお気づきかと思いますが、ここにはアンテナが入っています。左右にちょうど半分ずつという形で、ワイヤレス LAN と Bluetooth のアンテナが内蔵されています。
type U の背面シャシーには、筐体の軽量化と強度確保の両立を目的に、長繊維カーボン入りの樹脂モールドが使われています。一方で、カーボンは電波遮断性があるため、本体にアンテナを内蔵してしまうとワイヤレス LAN と Bluetooth の感度が極端に落ちてしまうという難点があります。そこで、それを解決するために、本体上部に通常の(電波を通す)樹脂パーツを使ってアンテナカバーとする、という工夫をしています。本体の最も高い位置にアンテナがあるため、他の場所に配置するより微妙に感度が良くなる・・・ということもあるかもしれません。

続いて、液晶裏面にあるこの孔。スピーカーやマイクのようにも見えますが、これも意外とご質問を受けるポイントだったりします。
この孔ですが、表面のちょうど同じ位置(指紋センサーの左隣)にスピーカーがついており、そのままでは低音が中で篭ってしまうため、この孔を使って空気を抜くことで、音の「ヌケ」が良くなっています。「バスレフ型」と呼べるほどのものでもないですが、容積が小さいながらにできる限りいい音にしよう、という工夫です。

三つめは、本体周囲や背面のいたるところに空けられたスリット。レーシングカーのようにシャシーの肉を抜いて極限まで軽量化を図っている・・・わけではなくて、これらのスリットを利用して積極的に吸排気を行っています。

この吸排気の仕組みですが、排気は本体上面のスリットからのみ行い、吸気をそれ以外の全てのスリットから行うように設計されています。「モバイルグリップ・スタイル」でボディ全体を包みこむようにして使うスタイルだから、熱い排気が身体に触れないよう、排気は上面から行うしかなかったという都合によるものですが、それ以外の部分からは最大限に空気を取りこんで吸排気を行えるよう、可能な限りのところにスリットを設けた、というわけです。

この吸排気の仕組みは、具体的に図示すると上のようになっています。
一般的に、筐体が小さく放熱設計がシビアになるモバイル PC では、マグネシウムなどの素材で作られたボディにも積極的に熱を逃がし、ボディ全体で放熱を処理するやり方が半ば常識となっていますが、ボディ全体を手で持って使う type U ではその考え方が通用しません。
長時間使っていても本体が「熱い」と感じることはまずないと思いますが、内部のフレームとボディとの接続箇所を最小限にして極力ボディに熱が伝わらないような構造、言ってみれば熱をボディの奥に閉じこめるようなつくりになっています。このことは「開発者に聞く」でも言及されていますが、type U の排熱は、熱を発散させるのではなく逆に一点に集中させて、それを排気ファンによって外に出すことで成り立っています。
こうして、本体の内部構造が筐体から「浮いている」ような状態を作ることで、type U は結果的に外部からの振動や衝撃が内部に伝わりにくいという特長も兼ね備えています。

このように、歴代の VAIO の中でも最も小さいボディを持つ type U の、さらに細かいひとつひとつの部分に関しても、掘り下げればこれだけのこだわりが詰まっている・・・ということを、今回のエントリーを通じて感じ取っていただければ幸いです。


2006-06-06 20:10  nice!(11)  トラックバック(3) 
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写真で見る「VAIO type U」 [ハードウェア]

こんにちは、担当者 T です。

新 VAIO type U の発表から 2 日経って、ニュースサイトや一般の方々の blog 等でもさっそくレビュー記事が公開され始めていますが、この『担当者が語る』でも type U のちょっとしたレビューをお届けいたします。とはいえ、『担当者が語る』なので、今回は「担当者ならでは」の観点で、カタログでは表現しきれなかった細かい(細かすぎるかも・・・)ポイントを中心にご紹介したいと思います。

初代バイオ U から綿々と受け継がれてきた「モバイルグリップ・スタイル」。新 type U でも同様のスタイルをさらに進化させているのですが、それを最も特徴的に表しているのがこの部分、グリップ部のスティックポインター周辺ではないでしょうか。
握って使う「モバイルグリップ・スタイル」では親指でスティックを操作する仕組みになっていますが、従来のものではスティックの先端が細くて長時間使っていると親指が痛くなる、あるいは汗ばんでくると滑りやすい、といった指摘がありました。それに対する解決策として、今回はスティックの形状を四角形に、かつスティックの表面をワイドにし、親指にかかる圧力を極力分散させています。かつ、ゴムの表面に細かい突起をたくさん設け、滑りにくい構造にしています。実際に触ってみた方からも「スティックの反応がいい」「使いやすい」とご好評いただいているポイントです。

で、type U には予備のスティックポインターキャップが 2 個付属しているのですが、1 つは上記のゴムキャップと同じもの、もうひとつは上の写真にある繊維コーティング(バイオ U(U101)やバイオ C1、バイオノート 505 エクストリームなどに使われていたポインターキャップと同様の表面処理)されたケバケバのキャップです。触感や操作感の好みに応じて使い分けることができます。

このキャップですが、単純な四角形ではなく、写真にあるとおり左右非対称になっている(片側が隆起している)のがお分かりでしょうか?
本体の土手(手のひらでグリップする、両脇の盛り上がった部分)の曲線に合わせつつ、親指で押したときに効果的に圧力をかけられる形状に考えて作られています。

グリップ部分、ズームボタンの下あたりに燦然と輝く「Windows Vista Capable」のロゴシール。なんと、このサイズにもかかわらず Windows Vista(現時点では 2007 年 1 月リリース予定)へのアップグレードに対応している証です。
実はこのシール、本来はもっと大きなサイズのシールなのですが、type U は本体も小さいのでこのシールも特別サイズになっています。今のところ type U は「世界でいちばん小さい Windows Vista Capable PC」なので、Vista Capable シールも世界でいちばん小さいと言えそうです。

新 type U の最大の特徴のひとつといっていい、このハードウェアキーボード。バックライトがブルーに発光し、暗いところでもタイプしやすいようになっています。しかも、携帯電話のようにただ「押したときに光る」だけではなく、液晶をスライドオープンさせたときにも発光して「返事」をしてくれます。
この液晶オープン時の光りかたもただ機械的に「光って消える」わけではなく、「もわんと光ってもわんと消える」独特の光り方なんですね。ここが開発陣こだわりのポイントで、常に持って歩く、いわば自分の相棒や秘書のようなガジェットだから、あらゆる部分のギミックも「相棒感」「生き物感」が出るような動きにこだわって作られています。

type U を底面から見たところ。液晶に回り込んだ本体が「U」の字になっています。
type U の「U」には「Ubiquitous」「Ultra-mobile」「User friendly」などの意味が込められているのですが、単に type U だから本体デザインも「U」の字になっているわけ(笑)ではなく、この両脇の盛り上がりがあることで握りやすく、操作がしやすくなっています。偶然ながら、半ば必然的に操作性と象徴性が符合した、type U のデザインを特徴づけているポイントです。
また、本体背面にもバッテリー等の出っ張りがありますが、中央部が凹んでいることで「モバイルグリップ・スタイル」で持ったときに指先が引っかかるため握りやすくなっています。こういったデザインの細部ひとつひとつにちゃんと意味が込められているあたりに、モバイルでのユーザビリティーをとことん突き詰めた開発陣の想いを感じ取っていただきたいですね。

こちらは別売の大容量バッテリーパック「VGP-BPL6」です。標準バッテリーでも(このサイズ、スペックとしてはけっこう頑張った)3.5 時間というスタミナを実現していますが、この大容量バッテリーを使用することで最長 7 時間のバッテリー駆動が可能です。4 セル(5,200mAh)のバッテリーパックなのですが、ちょっと変わった形状をしていますよね。

この大容量バッテリーパックの形状ですが、type U 本体に装着すると写真のような状態になります。
通常、ノート PC に大容量バッテリーを装着すると、バッテリーパックが出っ張って多少不格好になったりしがちなのですが、この VGP-BPL6 はあえてこの変わった形状をとることにより、バッテリーパック自体がグリップを兼ねることで逆に「モバイルグリップ・スタイル」が使いやすくなる、というメリットがあります。
また、大容量バッテリー装着時の重量は約 620g。7 時間もつことを考えると、これでも十分に軽いと言えそうです。

ものすごーく細かいポイントですが、バッテリーを含む本体背面のゴム足にもこだわりがあります。
通常、ゴム足というと目立たない(たいていはブラックか、本体同色)何の変哲もない素材が使われるものですが、type U では「外出先で使ったときに人に見られるのは本体背面」ということを重視し、本体背面のデザインにも本当にこだわっています。背面には「VAIO」のロゴがルミナスミラーロゴで入っている上に、型名などのシールが一切ない非常にスッキリしたデザインになっているのですが、ゴム足についても背面シャシーの素材同様に光沢のある粒子(ラメっぽい粒子)を混ぜ込むことでより本体背面デザインの統一感を見せています。

ということで、今回は type U のデザインに関するカタログに書ききれなかったこだわりをご紹介しました。が、実はこれらもまだまだたくさんあるポイントの一部にすぎません。今後また折をみて、残りのこだわりについてもお伝えできれば、と思っています。

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2006-05-18 18:23  nice!(12)  トラックバック(9) 
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